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カテゴリ:
オープンソース
質問:
どうしてオープンソースという考え方が出てきたのですか?
回答:
ソフトウェアは、特定のハードウェアやプラットフォーム向けに作られることが普通でしたが、その中で使われる技術やアルゴリズムは、他のプラットフォームやハードウェアにも利用可能なものです。ソフトウェアのソースコードを公開することで、こうした技術を共有することが可能になります。これにより、ソフトウェア自体を進化させることが可能になり、より良いソフトウェアを作ることも可能になります。また、その一部を利用して、別種の有益なソフトウェアを作ることもできるでしょう。ソースコードを公開することには、こうしたメリットがありますが、反面、単なる公開のみで、その利用が制限されるようでは、技術の進歩にとってメリットがありません。 大学などの研究分野では、成果を共有するという観点からソースコードの公開が行われていたり、国によっては、税金を利用して作られたソフトウェアを広く国民が利用可能にするために公開するといったことが行われてきました。また、個人でも開発したソフトウェアのソースコードを公開することもありました。こうした中で、利用制限や派生物に関する問題などがあり、ソフトウェア開発者コミュニティの中で、これらを解決する形で形成されていったのが、オープンソースの考え方です。
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