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anti-patent

カテゴリ:
概念
読み:
anti-patent
英語:
説明:
特許法による知的財産の保護と独占を重視する政策を表す「プロパテント」(pro-patent)の反対語。 知的財産を法的に保護し独占させることにより産業の発達に寄与することを目的とする知的財産権(特許権、著作権など)の理念とは逆に、独占行為を規制することにより自由な競争と技術の普及を図り、ひいては産業の発達を図るとする考え方。立法的には、前者は特許法などによる知的財産権の保護、後者は独占禁止法による私的独占の禁止に相当する。 プロパテント政策はレーガン政権下の米国で1980年台より強化されてきた。日本においても1998年(平成10年)以降の一連の特許法等改正により、プロパテント政策が急速に進められている。 他方、オープンソースの理念はアンチパテントに直結している。日米も含む各国では、行き過ぎたプロパテント政策により、過度のブラックボックス化と寡占が進んだソフトウェア産業の健全化を図って、オープンソース化推進などのアンチパテント政策が並行して進められている。
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